履歴書の本人希望欄の書き方|介護職の勤務時間・夜勤・入職日の記入例

執筆:くらしと給料 運営窓口 / 更新:

履歴書の最後にある「本人希望欄」。何を書けばよいか分からず、「特になし」でよいのか、勤務時間の希望を書いてよいのか迷うことがあります。

まず、応募先に事前に伝えておきたい勤務上の条件があるかを確認しましょう。勤務できる曜日・時間帯、希望職種、入職時期などを、必要な範囲で具体的に整理します。希望がない場合と、働くために必要な条件がある場合では、書き方を分けて考えます。

本人希望欄は、志望動機とは分けて使う

厚生労働省の履歴書様式例では、本人希望欄に給料・職種・勤務時間・勤務地などについての希望を記入できることが示されています。参照:厚生労働省履歴書様式例(福井労働局掲載・PDF)

応募した理由や自分の強みを長く書くよりも、採用担当者に確認してほしい勤務条件を整理すると使いやすい欄です。応募先の指定書式や、別の希望条件入力欄がある場合は、その案内に合わせてください。

特に希望がない場合

ハローワークの資料では、特に記載事項がない場合の例として「勤務条件は貴社の規定に従います」という書き方を紹介しています。参照:ハローワーク「履歴書の記載方法について~本人希望記入欄~」(PDF)

勤務条件は貴社の規定に従います。

ただし、勤務できない時間帯や日程があるのに、希望がないことにして書く必要はありません。自分の条件と矛盾しない文章を選びましょう。

勤務時間や曜日に条件がある場合

「日勤希望」「シフト相談希望」だけでは、対応できる範囲が分からない場合があります。必要なら曜日と時間帯を具体的に書きます。

以下の記入例はすべて架空のものです。曜日・時間・勤務回数は、自分の条件に置き換えてください。

勤務可能な時間帯は、月曜日から金曜日の9時〜17時です。この範囲での勤務を希望いたします。

この例は、実際にその範囲で勤務可能な場合のものです。勤務時間に休憩が含まれるか、求人のシフトと合うかなど、詳細は応募先と確認します。

日曜日の勤務は難しいため、日曜日以外で週4日の勤務を希望いたします。勤務曜日については相談させていただければ幸いです。

「難しい条件」と「相談できる範囲」を分けると伝わりやすくなります。事情を説明する場合も、家庭の詳しい情報を長く書くのではなく、勤務に関係する範囲で整理してください。

夜勤について希望がある場合

夜勤ができないことと、回数を相談したいことは別です。自分の意図に合う表現を使います。

夜勤のない勤務を希望いたします。早番・遅番の対応については、具体的な時間帯を確認のうえ相談させてください。

早番・遅番にも対応できない時間がある場合は、その範囲も明記しましょう。「日勤のみ」と書けば自分が想像する時間帯になるとは限りません。

夜勤は月3回までの勤務を希望いたします。勤務時間帯やシフトの組み方について、面接時に確認させていただければ幸いです。

月3回が自分にとって上限なら、その点を曖昧にしないようにします。記載しただけで希望が認められたことにはならないため、応募先が対応可能か確認してください。

入職可能時期を伝えたい場合

確定している日程と、まだ調整が必要な日程を区別します。

20XX年X月X日以降の入職が可能です。

上の年月日は記入用の目印です。提出時には実際の日付へ置き換えてください。

現在在職中のため、入職日は現職との調整が必要です。入職時期について、面接時に相談させていただければ幸いです。

退職日が決まっていないのに、すぐ入職できると書かないようにしましょう。時期の見通しを伝える場合は、「予定」「見込み」と、確定していないことが分かる表現を使います。

希望する職種・勤務地がある場合

複数職種や複数事業所の募集へ応募する際は、どの募集を希望するかが分かるように書く方法があります。

〇〇事業所の介護職を希望いたします。

事業所名や職種名は求人の表記を確認し、「〇〇」を残さず置き換えてください。すでに応募フォームで指定している場合も、履歴書の記載と食い違っていないかを見直します。

給与の希望は書いてはいけない?

本人希望欄には給与の希望も記入できますが、金額だけでは何を含むかが分かりません。応募先から希望額の記入を求められている場合は、月額か年額か、額面か手取りか、夜勤などの前提をそろえて記入します。

自分の希望がまだ整理できていない場合は、給与の内訳を確認してから相談する方法もあります。書類上で希望がないように見せることを優先せず、働くうえで必要な条件を整理しましょう。

給与の希望条件を面接で伝える例を見る →

条件が多いときは、優先順位をつける

本人希望欄へすべてを長文で詰め込む前に、「勤務の可否に関わる条件」と「できればかなえたい希望」を分けます。前者は具体的に、後者は相談したい項目として整理すると、確認が必要な点を伝えやすくなります。

必要な条件を省いてよいという意味ではありません。欄に収まらない場合は、応募先が指定する連絡方法などで補足できるか確認してください。

自分が守りたい条件と相談できる条件を整理する →

提出前のチェック

編集:くらしと給料(運営:株式会社renewcareer)。参照情報の確認日:2026年10月9日。条件を含む記入例は架空のもので、採用や希望条件の実現を保証するものではありません。