介護職の年収計算方法|賞与を足す前に、そろえておきたい条件

執筆:kurashi01 / 更新:

月給は気になるけれど、賞与まで含めると今の職場とどのくらい違うのだろう。求人を並べていると、月の数字だけでは判断しにくいことがあります。

毎月同じ給与で12か月働く前提なら、年収の目安は「月収×12+年間の賞与」で計算できます。ただし、何を月収に含めたか、賞与が何年分の実績なのかをそろえておくことが大切です。

月収28万円、年間賞与60万円なら

以下は架空の例です。月収は基本給・固定手当・夜勤手当の合計とし、残業代・通勤費は含めません。

計算するもの 計算 金額
賞与を除いた年間額 280,000円×12 3,360,000円
年間賞与 夏・冬などの合計 600,000円
賞与込みの年収目安 3,360,000円+600,000円 3,960,000円

この条件なら年収の目安は396万円です。手取りの年額ではなく、入力した支給項目についての額面の概算です。実際の年間支給額には、別途支払われる残業代などが加わる場合があります。

賞与は「1回分」と「1年分」を区別する

夏30万円、冬30万円なら、ツールの賞与欄には合計60万円を入力します。月収へ賞与を混ぜたうえで、賞与欄にも同じ金額を入れないようにしましょう。

「賞与3か月分」と書かれているときは、まず何を基準にした3か月なのかを確認します。仮に基本給20万円を算定基礎とする年間3か月分なら60万円です。月収28万円をそのまま3倍するとは限りません。

求人票の賞与欄は、確認の出発点

ハローワークの入力案内では、賞与制度と前年度実績を分けて記載します。前年度の金額を、自分の入職初年度の確定額として計算に使わず、支給条件を確認してください。参照:ハローワーク「求人情報の入力方法について」

金額がまだ分からない場合は、まず賞与0円で計算して「賞与を除く年間額」を確認する方法があります。確認できた後に金額を追加すれば、推測と確認済みの条件を混ぜずに済みます。

「月収×12」がそのまま使えない場合

年の途中で入職する、夜勤回数が変わる、昇給する、勤務時間を変える。こうした場合は、月ごとの対象給与を足して、年間賞与を加えるほうが実態に近くなります。

たとえば、前半6か月が28万円、後半6か月が26万4,000円、年間賞与60万円という仮定なら、28万円×6+26万4,000円×6+60万円=386万4,000円です。サイトのツールは毎月一定の条件で計算するため、このような変動は別途集計してください。

比べる前に、計算の条件をひと言残す

「夜勤月5回、賞与は前年実績を仮置き、残業代・通勤費なし」。このようにメモを添えると、あとで数字だけが独り歩きしにくくなります。年収の差を確認したら、休日や通勤時間も並べて考えてみましょう。

計算例・参照情報の確認日:2026年10月8日。例示の数値は実在の給与明細に基づくものではありません。